第30回日本循環薬理学会学術集会
当番幹事(代表)久場 敬司
(秋田大学大学院医学系研究科 分子機能学・代謝機能学講座 教授)
この度、第30回日本循環薬理学会学術集会を、2020年11月27日(金)にオンラインで開催させていただくこととなりました。コロナ禍の中、秋田での現地開催を目指して準備してきましたが、地域社会の状況や大学の要請によりZoomを用いたオンライン開催に変更となりました。日本循環薬理学会は1991年に日本循環薬理研究会として発足し、1998年に学会へと発展しております。このような伝統ある学会のお世話をさせていただくことを大変光栄に思っております。
本学術集会では、コロナ禍や少子高齢化などの困難な時代に、循環薬理学研究が世のため人のために貢献し発展し続けることを期待して、「挑戦し続ける循環薬理学研究」というテーマを掲げました。特別講演として、秋田大学の渡邊博之教授に「心血管病態のイオンメカニズムから超音波新技術の応用まで」と題してご講演いただきます。シンポジウムとして、国立循環器病研究センター研究所の中岡良和先生に「肺高血圧症における循環薬理学研究の最前線」を企画していただきました。また、東京大学の赤澤宏先生に「Onco-cardiologyの最前線」と題したランチョンセミナーをお願いしました。さらに、若手研究者の育成を図るYoung Investigator Award(YIA)では、例年の40歳未満という年齢のくくりのYIAに加えて、新たに大学院生、学部学生だけのより若い方を対象にしたYIA大学院生、YIA学部生を企画しました。発表時間は一般演題より長めに設定しますので、若手の先生や学生の皆様に研究内容を存分にご発表いただき、活発なご討論をお願いしたいと思っております。
なお、オンライン開催ですが、学会終了後に引き続き懇親会を開催いたします。皆様に秋田の食や文化を感じてもらえるような企画を準備しています。開催直前のメール連絡が増えますがどうかご容赦ください。コロナ禍のリモートでも、情報交換や懇親の場としてご活用いただき、サイエンスのきずなを育んでいただければ幸いです。
本学術集会の開催にあたり、多方面からのご支援とご協力をいただきました。この場を借りてあらためて御礼申し上げます。本学術集会が、ご参加の皆様にとりまして有意義なものとなりますよう心から願っております。